「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がプロデュースと脚本を担当し映画化。
「殺人の追憶」などで脚本を務めた
シム・ソンボが初監督を務め、
“公開からわずか6日間で100万人の動員”を記録。
《2015年アカデミー賞外国語映画賞・韓国代表作品》
に選ばれた「海にかかる霧」の原作戯曲。
「海霧」
原作 キム・ミンジョン
翻訳 宋美幸
演出 川上一輝(TOKYO笹塚ボーイズ)
後援 日韓演劇交流センター
企画制作 LIHITZ【リヒトズ】
2025.6.25wed-6.29sun
THEATER BRATS
INTRODUCTION
2001年に実際に起こった「テチャン号事件」を基にした舞台『海霧(原題:ヘム)』
ー大海原をひっそりと進む一隻の船を舞台に、
人間の本質を浮き彫りにしていくー

STORY
大海原に浮かぶ、一隻の船。その名は、前進号。サヨリ漁を営む前進号の男たちにとって、今日の決断はとても重要だ。度重なる不漁が、彼らをどん底まで追い込んだのだ。次に失敗すれば、船は廃業となる。最後の望みを抱き、前進号は出航する。
船上という閉ざされた空間の中で、男たちは感情を爆発させる。苦楽を共にしてきた仲間。しかし、彼らが起死回生に狙うのは、大漁の夢ではない。船に朝鮮族を乗せ、韓国まで密航させる裏の仕事だ。深まる乗員たちの対立の溝。窮地から抜け出すためとはいえ、これは危ない橋なのだ。不安と葛藤が、際限なく膨らんでいく。
ひっそりと闇の中を進む船を、いつしか、波と風が囲んでいた。雨足が強くなり、そして、濃い霧。海で出会う濃い霧を海霧という。何よりも怖いのはこの霧だ。波にも道があり、風にも道があるが、霧には道がないからだ。やがて、一つの事件が起こり、それさえも霧の中に飲み込まれていく……

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